ピンク色に染まる富士山です。
赤富士とよく言いますが、真っ赤な富士山よりも、僕はこれくらいの色のほうが好きかもしれません。
東の野に かぎろひの 立つ見えて
かえり見すれば 月傾きぬ (万葉集巻一 48)
柿本人麻呂がこの句を詠んだのは、692年の初冬。一説によれば旧暦11月17日だったとか。
今の暦なら1月
白々と明けていく空を雁が飛ぶ。横たわりまだ眠っているかのような富士山。
寒光は山の端を染め始めた。やがて凛々とした凍原へと投げ出されるだろう。
白梅と紅梅の咲き乱れる中を飛ぶ丹頂鶴。
奥には朝焼けに赤く染まる富士山が見えています。
まだ朝日は昇ってきていません。明るくなってきた空の光が霧に反射して黄金色に輝いています。
梅が咲き誇る梅林。 梅の花が遠くまで連なって、まるで霞のように見える。
向こうからゆっくりと日が昇ってきた。